CRAFTSMANSHIP
FUR
毛皮に宿る、FOXEYの美の技法

FOXEYは、ミスリンが一着の美しい毛皮に出会ったことから誕生したファーブティックです。創業から45年を経た今もなお、毛皮はブランドにとって特別な存在であり続けています。それは、纏った人の気品を引き出し、立ち居振る舞いをエレガントに変え、心まで豊かにしてくれる素材だから。柔らかな毛並みに触れた瞬間、まるで愛情に包み込まれるような安心感が広がり、心強さや高揚感をもたらします。上質なリアルファー に宿る圧倒的な美しさと高級感、そして心に響くときめき。それこそがFOXEYがあえてリアルファーにこだわり続ける理由です。
ファーアイテムを生み出すうえで、FOXEYが最も大切にしているのは「原皮の選別」。何百枚もの毛皮の中から必要な枚数を選び抜く作業は、一番最初の作業として最も難しい工程といわれています。自然素材である毛皮は一枚ごとに毛並みや色合いが異なり、全ての部分を使用できるものではないため、熟練職人の審美眼と経験が欠かせません。FOXEYでは極めて厳格な基準のもと、選び抜かれた毛皮だけを使用しています。さらに毛皮の中でも、色むらや毛並みに差のない部分だけを贅沢に採用し、全体のバランスを吟味しながら丁寧に仕立てます。製品作りの工程においても、毛皮は「水張り」と呼ばれる伝統技法で伸ばし整えられます。これは毛皮の美しさを最大限に活かすための重要な工程であり、過度に引き伸ばすと毛並みが崩れるため、高度な技術と繊細な感覚が求められます。その後も縫製や裏地の処理に至るまで、隠れた部分に徹底的な手仕事が注がれ、内側まで美しい仕上がりを実現しています。
異素材を緊ぎ合わせる高度な技術もFOXEYの誇り。オ ールファーのコ ートは毛皮の毛並みは部位によって異なるため、横段の毛の流れがきれいに見えるように、毛皮の幅を微妙に調節する工夫をプラス。異素材を繋いでつくる技術の高さなど、細部に至るまで妥協のない職人技が宿っています。また、FOXEYのファーは「未来への継承」を理念としています。長く愛され、世代を超えて受け継がれていくタイムレスな存在であること。それは単なる冬のアウターではなく、人生の特別な瞬間を彩り、時を経ても色褪せることのない価値を持つからです。華やかなドレスアップに合わせれば気品を添え、デイリーな装いに取り入れれば洗練された表情を引き出します。FOXEYのファーは、装う人の人生に寄り添い、記憶に刻まれていくアイテムです。

一方で、そのラグジュアリーさは日常のスタイルにも溶け込みます。
例えばショートパンツなどのカジュアルなコーディネートにも、絶妙なバランスで都会的なエレガンスを演出。
従来の「特別な日のための毛皮」というイメージを覆し、自由でモダンなスタイルをご提案しています。纏った瞬間に心がふわりと変わるような感覚を日常で楽しめることも、FOXEYのファーの魅力です。
肩を包むようなストールは、着こなしに取り入れるだけで華やかさを生みます。カシミヤにミンクやチンチラを贅沢にあしらい、あたたかで優雅な印象に。ショート丈からロング丈まで多彩なデザインを取り揃え、シーンや気分に合わせた装いを叶えます。FOXEYが手がける毛皮は、ミンクやフォックス、セーブル、チンチラなど多彩。ブランド独自の加工技術により異なる毛皮を組み合わせたり、繊細な布地と融合させることで、唯一無二の表情を生み出します。それを可能にするのは、毛皮の特性を熟知したアルチザンの熟練技。積み重ねられた経験と感性が織りなす仕立ては、まさにテクニックの結晶といえます。エレガントでゴ
ージャスな毛皮は特別な日のためだけにあるのではありません。
また、シルクやオーガンジーなど軽やかな素材と組み合わせることで、日常に寄り添うファッションアイテムヘと昇華させます。
防寒としての機能を超え、時にワンポイントのアクセントとして使っていただきたいという思いを反映しています。
そこには「どんな時も、美しく、そして強く」というブランドの理念が息づいています。
時代が進み工程が機械化されたとしても、毛皮は今なお人の手仕事に大きく支えられています。
人の心を込め、愛情を注ぐように仕立てられたファーには、安心感と力強さが宿ります。
纏う人に「これを身につけていれば、いつ、どんな場所でも大丈夫」と思わせる存在であること。
FOXEYは、そうした服作りを目指し続けてきました。
本物だけが放つ圧倒的な美しさと、触れた瞬間に気分が高まるような感動。
そのすべてを追求して、 FOXEYは美しくクオリティの高いファーアイテムをお届けします。